梅干メーカーの梅干商品のブランド化への取り組み
梅干メーカーの梅干商品のブランド化への取り組みをご紹介します。今回ご紹介するのは、名実共に和歌山県、いや日本一の梅干メーカー「中田食品」。
中田食品株式会社:資本金 9,000万円:売上高 78億:従業員数 280名。
紀州田辺梅干協同組合(36社)、紀州みなべ梅干協同組合(43社)あわせて79社中、売上高78億は、断トツの1位。従業員数 280名も断トツの1位である。中田社長は、紀州田辺梅干協同組合の理事長でもある。
2番手集団は、売上高を公表しているのが株式会社トノハタの23億のみで推測になるが同規模の梅干メーカーでは、東農園、(株)ウ メ タ、岡畑農園、(株)濱 田などが中田食品に続くとみられる。2番手集団の梅干メーカーと1位の中田食品との規模の格差は3倍近くある。
3番手集団には、売上高10億前後の梅干メーカーが散見されるが考えてみてください。梅干だけで販売額が10億円超えているのだからこの3番手集団でも「立派な大手梅干メーカー」なのです。
中田食品株式会社:ブランド名:梅干し田舎漬
1.味付け梅干しの先駆け
「田舎漬」発売以前の梅干しといえば、塩辛くてすっぱい「白干し梅」やしそで赤く色づけした「しそ漬梅」がほとんど。そんな中、地元の郷土料理である「青み魚の梅煮」からヒントを得て、食べやすく味を付けた「梅ぼし田舎漬」が誕生しました。塩味を控え、食べやすく調味されたこの梅干しは瞬く間に口コミで全国に広がりました。
2.美味しさの秘訣はこだわった味付けと完熟果実
「青み魚の梅煮」の味わいをヒントに、かつおだしや調味料などで味付けした「田舎漬」は、梅干し自体の酸味はまろやかに、かつお節の旨味なども合わせ持った奥深い味わいです。南高梅の中でも完熟果実を原料としているため、驚くほど柔らかく、果肉はたっぷり肉厚。小粒~特大粒まである粒サイズの中でも「中粒」は、直径3.5cmとそのまま1つ食べるにもちょうどよく、一番人気となっています。
【紀州産南高梅】梅ぼし田舎漬
発売以来約50年、世代を超えて愛される紀州の逸品です。
【紀州産南高梅】梅ぼし田舎漬 減塩仕込み
かつお節のまろやかな旨味と梅の酸味がバランスよく調和した、大人気『梅ぼし田舎漬』のおいしさはそのままに塩味をさらに控え、幅広い年代の方や塩分を気にされる方に喜んでいただける梅干しに仕上げました。